インターネットで無料で読める日本語の聖書

インターネットで無料で読める日本語の聖書とアプリを紹介したいと思います。また聖書が無料で読めるべき理由についても取り上げたいと思います。
新共同訳
日本聖書協会が発行する聖書。カトリック教会とプロテスタント教会の共同事業で翻訳され、1987年に発表された。現代口語による翻訳というだけでなく、多くの教会での典礼や礼拝に用いるための聖書を目指して翻訳された。
※amazonでKindle版や印刷版も販売されています。
その後、さらに現代の日本語に対応して発行された「聖書協会共同訳聖書」は執筆時点では年会費を支払う形でWeb版を読むか、amazonでKindle版や印刷版も販売されています。
聖書が無料で読めるべき理由
あえて「読めるべき」という表現を用いましたが、実際には多くの聖書が販売されており、それらの聖書全てを無料にすべきだと言っているわけではありません。
聖書翻訳や印刷、サイト運営にかかる費用を徴収することは、決して悪いことだとは思いませんし、人はお金を払うことでそれを大切にするということもあるでしょう。
それでも、聖書の言葉を調べるなら、聖書や、それに付随する出版物や教育が無料で提供されるにたる十分な根拠を見いだすことができます。
聖書の神様は全能
「わたしは全能の神である」
(創世記 17:1 新共同訳)
神様が全能であられるなら、人間に聖書を無料で読めるようにしてくださってもなんの不思議もありません。
聖書がそれを推奨している
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい。」
(マタイによる福音書 10:8 新共同訳)
イエス・キリストも一世紀の使徒たちも無料で布教活動を行い、弟子たちにもそうするように命じています。
使徒パウロは生活費を自分で仕事をして稼ぎましたし(使徒言行録 18:1-3)、イエス・キリストは、神殿で物を売り買いしたり両替で荒稼ぎしていた人々を強く断罪しました(ヨハネによる福音書 2:14-16)
教会の運営費をまかなう必要があるのも事実ですが、宗教儀式などを有料で行なったり,人々に献金を強要したりすることを聖書は認めていないのです。
こうしたことを考えると、少なくとも印刷費用がかからないインターネット上で聖書が無料で読めることは理にかなったことと言えるのではないでしょうか。