カルトとは?カルトの定義
「カルト」という言葉の定義は曖昧で、広く一般に使われている単語にもかかわらず、意味があまり知られていない珍しい単語です。
昔は「あらゆる形式の崇拝や儀式」(ワールドブック百科事典)を指していたようですが、現代では大きく分けて2つの意味合いで用いられています。
- 伝統的、または正統的でない宗教
- カリスマ的な指導者を有する危険な宗教団体
ニューズウィークのある記事は広義にはキリスト教はカルトであると述べています。
また、同じ記事で「カルト教団」について次のように説明しています。
カルト教団は「普通は小さな非主流派のグループで、その信者は自己意識や目的を一人のカリスマ的な人物から得る」
伝統的でない宗教という意味では、会社で言うところの「ベンチャー企業」と言った意味ですので、時間軸が関係しているということになりますが、その定義を複雑にしているのは、この語が「危険な宗教という意味合いを込めて軽蔑的な形で用いられる」からと言えます。